はじめに
前回の記事では、MIX師さんへの依頼方法を書きました。
今回は少し違う角度から。ボカロP自身に「この曲を歌っていいですか」と連絡する、いわゆる歌ってみた許可の話です。
正直に言うと、僕はまだ自分の曲への歌ってみた依頼をもらったことがありません。ただ、ボカロPとして「もし依頼が来たらどう感じるか」「どういう連絡だと嬉しいか」は想像できますし、仲の良い歌い手さんたちとの会話から見えてきたこともあります。そういった視点でまとめてみます。
そもそも許可は必要か
結論から言うと、必要です。ただし、多くのボカロPは歌ってみたを歓迎しています。
ニコニコやYouTubeで公開されているボカロ曲の多くは、プロフィールや概要欄に「歌ってみた歓迎」と書いてあったり、ピアプロリンクにカラオケ音源を配布していたりします。許可が明記されているケースも多い。まず曲の概要欄・ボカロPのプロフィールを確認しましょう。
「歌ってみた歓迎」と書いてあれば、改めて個別連絡をしなくても投稿できる場合がほとんどです。一方、何も書いていない場合や、商用利用・二次創作に条件がついている場合は、一言連絡するのがベターです。
連絡するときの話
X(Twitter)のDMやマシュマロなど、ボカロPが受け付けている連絡先を使いましょう。
伝えること
難しく考えなくていいです。基本はこれだけ。
・歌いたい曲名
・歌ってみたとして投稿していいか確認したい
・投稿予定のプラットフォーム
「初めて歌ってみたをやります」と添えるだけで、相手も状況が把握しやすくなります。長文で挨拶を連ねる必要はありません。
ボカロPはどう受け取るか
自分の曲を誰かが歌いたいと思ってくれるのは、ボカロPとして純粋に嬉しいことだと思います。ただ、過度に遠慮しすぎて何を聞きたいのかわからないメッセージは、返答に困ることがある、という話をボカロP仲間から聞いたことがあります。
率直に「この曲を歌ってみたとして投稿したいのですが、許可をもらえますか」と書くほうが、むしろ相手も対応しやすいはずです。
カラオケ音源(オケ)の入手
歌ってみたに使うオケは、正規ルートで入手してください。
よくある入手方法:
- ピアプロで配布されているものを使う
- ボカロP本人が公式配布しているものを使う
- ボカロP本人に直接お願いして送ってもらう
YouTubeの動画から音声を抜き出すのはNG(著作権的にグレーですし、MV等の音が混じることも)。「どこからオケを入手すればいいか」わからない場合は、連絡の際に一緒に聞いてしまうのが一番確実です。
投稿後の報告
投稿したら「公開しました!」と一言送りましょう。これが意外と大事です。
作り手の側から想像すると、報告が来ることで初めてリアクションできます。拡散したり、一言コメントしたりという関係が生まれる。報告なしで投稿されると、存在を知るのが遅れることもあります。
長文でなくていいです。URLを貼って「投稿しました、ありがとうございました!」の一行で十分。
「断られること」について
許可を求めて断られることは、あります。
- 「今は忙しくて管理できない」
- 「この曲は諸事情で二次創作不可にしている」
- 「別の方にすでに依頼している」
断られた場合は、その判断を尊重してください。理由を問い詰めたり、別の方法で使おうとしたりするのはNGです。
ただ、多くのボカロPは歌ってみたを喜んで迎えています。断られること自体は珍しいケースの話で、必要以上に怖がらなくていいです。
まとめ
- まず概要欄・プロフィールで「歌ってみた可否」を確認する
- 連絡は率直に、伝えることを絞って送る
- オケは正規ルートで入手する
- 投稿後は一言報告する
ちなみにもしDangoProjectの楽曲を歌いたいという方がいらしたら時間さえあれば私の方で極力MIXまで対応しますのでお気軽に相談ください
次回はいよいよ最終回。投稿先の選び方とニコニコ文化のリアルについて書きます。
感想・質問はお気軽に!
この記事を読んで気になったこと、聞いてみたいことがあれば、ぜひ教えてください。
- X(Twitter)の @DangoProject へDM
- 匿名で気軽に聞ける マシュマロ
いただいた質問は、今後の記事のテーマにさせていただくこともあります。
DangoProject
ボカロP / ギタリスト / ノベルゲーム制作者(社会人兼業クリエイター)
